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月別アーカイブ: 2019年7月

荻悦子詩集「樫の火」より「祝福の木」

祝福の木 男に抱かれた黒い犬の目が私を射る 目が妙に光り 金色の環が生まれる 雑誌に載っている写真の中の 動かないはずの犬の目が光を放つ 犬は男の腕をす り抜ける ベランダの木の階段を降りてくる 顔を 上げ 光の矢を放ち …

追憶のオランダ(20)骨董屋の話

正直言って、私は昔から骨董品というものにはあまり興味はありません。何百万円とかする茶碗や軸物などを有り金を叩いて買い求めることには、全く興味はないということです。ですから、日本でも骨董屋の前は殆ど素通りでした。オランダに …

イラン追想(その17)テヘランの思い出(4)

現地では会社が単身赴任者用に借りたアパートに住んでいました。 1つのフロアーに3つのベッドルームがあり、大きな居間と台所が共用となっていました。 居間の北側の窓から見えた風景がこの写真です。 はるか遠景に映る山々はエルブ …

シンゴ旅日記インド編(その43)マイソールの巻

インドは英国の植民地でした。しかし大英帝国と言えどもこの広大な国インドを100%直接統治することは出来ませんでした。藩王国と言うのがあります。藩王国とは内政権はあるが外交権を宗主国に委任している国家のことを言います。英国 …

新加坡回忆录(2)多民族国家

私の記憶が正しければ、赴任当時のシンガポールの人口は約360万人、それに対して年間の外国人観光客数は約400万人でした。海外からの観光客数が人口より多いということを聞いたときは驚きました。現在の人口はというと約570万人 …

囲碁ーーニューヨーク滞在記(6)

平成20年4月18日(金) 快晴、今日は暑くなりそうな予感がする [ウォーキング] 今朝8時半頃から植木屋さんが裏庭の木の枝打ちに来るので、早めに帰る予定で家を出た。昨日、浅田さんがカメラのカバーを忘れていったので、宿泊 …

荻悦子詩集「樫の火」より「春の来方」

春の来方 何人目かの来訪者がくれたのはくすんだピンク色の 缶だった ピンクの缶には絵や文字がなくて 中に カードが入っていた カードには花を咲かせた木が 描かれていた 枝ごとに花の形が異なり 何の花と もつかない花が鈴な …

追憶のオランダ(19)サッカー熱

今では日本もJ-1人気で、子供たちもそれまでの野球一辺倒だったのが、サッカー少年も随分ふえているようです。でも、ヨーロッパ(だけに限らず)のサッカーに対する熱の入れようはやはり日本の比ではないのも事実です。ワールドカップ …

イラン追想(その16)テヘランの思い出(3)

当時筆者は25歳でした。勤め先のイラン法人のオフィスでの執務風景を撮った写真が残っています。 電話機が時代を表しています。当時日本のオフィスでは、黒電話が標準でした。ダイヤルを回すアナログ方式の電話機です。 右の写真が誰 …

シンゴ旅日記インド編(その42)寅さん 帝釈天案内の巻(3)

はい、そこのお店で売っておりますのが柴又名物の『はじき猿』という玩具であります。帝釈天の使いの猿が『難を去る、難をはじく』に掛けた江戸時代からある玩具でございます。良かったら一つお子さんか、お孫さんに買っていってやってく …

新加坡回忆录(1)シンガポールの歴史(下)

日本による占領と軍政 イギリスは、シンガポールを東南アジアにおける植民地拠点として、15万人を超えるイギリス海軍および陸軍部隊を駐留させ要塞化していました。このため1941年に太平洋戦争が始まると、シンガポールのイギリス …

囲碁ーーニューヨーク滞在記(5)

平成20年4月16日(水) 快晴、空気も暖かくなってきた。 [ウォーキング] 2番街をどこまでも南に歩く。どこまでも、と言ってもマンハッタンの最南端まで行けるかどうか!? 約1時間半歩いたところで1丁目まで来た。この辺り …

荻悦子詩集「樫の火」~より「球花」

球花 松の花 初めから微小な球形をした粒の集まり 粟 の穂に似た黄色の穂 それが現われるのはいつだっ たか 裸木ばかりの冬の林に 高い松の木が傾いて 一本だけ立っていた 丘の上を歩きながらその木を 探して目が彷徨う 松 …

追憶のオランダ(18)歩け歩け!

もう40年近く前になると思いますが、テレビのニュース番組か何かで面白い話を紹介していました。世界中から現役の軍人、アスリート、さらに民間の健脚自慢の人たちが集まって何日も長い距離を歩き通すというユニークな大会があり、日本 …

イラン追想(その15)テヘランの思い出(2)

約40年前の1977年の夏、筆者は羽田空港発のパンアメリカン航空のフライトに乗りこみました。 その飛行は世界一周便でした。 当時はすべての国際便、国内便が羽田空港から発着していました。なにしろ成田空港が開港する以前だった …

シンゴ旅日記インド編(その41)寅さん 帝釈天案内の巻(2)

はい、やって来ましたのが題経寺の入り口の二天門でございます。 『二天門』の二天とは四天王のうちの増長天、広目天です。 この門は明治時代に作られて新しいんでございますが、その中に安置されております木像は平安時代の作と言われ …

新加坡回忆录(1)シンガポールの歴史(上)

1980年代に仕事の関係でシンガポールに5年半ほど駐在しました。シンガポールは、今ではすっかり人気観光地になり、多くの日本人が連日訪れているようですが、当時はまだ知る人ぞ知る国で、駐在の話が決まった時に同僚の一人が、「シ …

フランスあれこれ(14)7月14日はパリ祭

7月14日はパリ祭です。今までにもテレビなどでご覧になったと思います。朝からシャンデリゼ大通りで盛大な軍事パレードがあり、大統領の閲兵のもと、パレードには陸海空軍は無論、戦車、騎兵隊、更には消防団や看護師などが登場、そし …

荻悦子詩集「樫の火」より~「家」

家 両親はドーナツ型の家に住んでいる 数日経ってよ うやく気づいた 向い合わせに窓があり あまりに も明るい室内 両方の窓際にベンチが作り付けられ ている 私は何気なくテニスボールをベンチに置い た ボールは転がって 両 …

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