こうちゃんの想い出 21~お客さん

ある日、知らないお姉ちゃんが3人もお家にやってきました。

どうやら我輩を見にきたらしいのだ。

いっぱい遊んでもらったので楽しかったよ。でも、とっても疲れちゃったんだ。

こうちゃんは、お客さんがくると、玄関でまず吠えました。家族以外はみな侵入者とみなすのです。その時、吠えないでと叱ってもすぐには言うことを聞きません。もちろん、吠えるなと言う意味が解るはずはないし、自分としてはどこの誰だかわからない侵入者に対してなわばりを守る、家族を守るという義務を果たしているのです。

そのうち、お客さんが家族と親しく話をしたり、お茶を飲んだりしていると次第におとなしくなってきます。もっとも、その間に分け前のおやつをもらって妥協しているのかも知れません。特に、おやつを手渡してくれるお客さんは大好きになります。現金なこうちゃんです。

このことからわかるように、初めてのお客さんを家に招き入れる時には、そのお客さんからこうちゃんにおやつをあげてもらうことが効果的です。まずは敵ではなく味方だと思うのかもしれません。後から調べてみると、ものの本にもこのようなことを書いてありました。

もうひとつ、不思議なことがあります。自分が家の中にいて、外から誰かが来たときには必ずと言っていいほど吠えますが、反対に、自分が外から帰宅した時に、既に家の中にいたお客さんには吠えません。家族でないことはわかっているはずですが、家族の友だちであることがわかるのでしょうか。不思議なことです。

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