USBメモリ活用法⑩画像編集3-Inkscape Portable

画像編集ソフトとして最も有名なのは「Photoshop」であることはみなさんよくご存じの通りだろう。Photoshopの機能は非常に充実しており、現状で必要な機能は全て備えていると言っても過言ではない。ただ、高価でもあるし、多機能のためそれだけ容量が大きくパソコンのHDDを圧迫してしまう。しかし、こうした事態を回避できる方法がある。

ここでは、ある機能に特化した画像編集ソフトをUSBメモリーにインストールすることでパソコン本体の容量を増やさず便利に使えるものを紹介している。前回は、「切り抜き・合成」機能に特化したソフトを紹介したが、今回は、「描画」に便利なソフトを紹介しよう。

https://portableapps.com/apps/graphic_pictures/inkscape_portable

上記サイトからフィアルをダウンロードする。それをダブルクリックしてUSBメモリにインストールする。そのフォルダ内の実行ファイル「InkscapePortable」をダブルクリックして起動する。

「インクスケープ・ポータブル」には図形の作成やレンダリング、パスの操作などデザインに必要な機能がひと通り揃っている。オリジナル画像やロゴの作成などに向いている。

ベクター画像も手軽に作成
ウィンドウズ標準のソフト「ペイント」で作成した画像はラスター形式と呼ばれ、一度描いたものは消しゴムツールなどで消さなければ修正できない。一方ベクター形式の画像なら何度でも細かい修正が可能だ。一般的にラスター画像を作成する描画ソフトを「ペイントソフト」と言い、ベクター画像を作成するソフトを「ドローソフト」と呼ぶ。

インクスケープ・ポータブルはベクター画像を作成できるドローソフトだ。図形を作成する場合は、アイコンやメニューから機能を選択してマウスで描いていく。自由曲線を描いたり、図形を変形させたりすることもできる。円形のパスに沿って文字を配置するといった作業も簡単にできる。また、「ファイル」メニューから「New from Template」を選べば「CDレーベル」や「アイコン」といったテンプレートを土台として目的の画像を作成できる。

通常は、日本語表示で使えるが、英語に切り替わってしまう場合がある。そんな時は「Edit」メニューから「Preferences」→「Interface」→「Japanese」を選択すればよい。

ここで取り上げるフリーソフトの紹介内容は、過去の経験と雑誌やネット上の情報にもとづくものであり、その機能や操作性を保証するものではありません。実際にお使いの場合はあくまでも自己責任でお願いします。

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