ハッピー・リタイヤメント(1)送別会?歓送会?

半世紀も昔の思い出話です。パリ駐在で赴任して暫く、仕事上の知人と言うか友人がパリに見えました。週末でもありのんびりとブローニュの森を散策、ひと休みを兼ねて夕食までの時間つぶしにカフェに入りました。しかし生憎すごい人で超満員、ボーイが出て来て「今日は貸し切りでご利用いただけません」と門前払いでした。でも、それを見ていたパーティーの何人かが「いいじゃないか、まあ、入って!入って!」と言う具合で引き込まれました。

このパーティーはハッピー・リタイヤメント即ち退職のお祝いだと言います。そして「日本からお祝いに見えました!」という事で紹介されたのは定年退職にはまだちょっと早いと思われる紳士、にこにこ嬉しそうに「大歓迎です!」とばかり握手を求められました。皆さん結構お酒がまわっていて、人それぞれに言いたい放題、結局何を話したのかあまり記憶に残っていません。

30分位お邪魔したあと散会の雰囲気で私共もその流れに乗って失礼しました。結局私どもの夕食はパリに戻っていつもの日本料理店となりました。行きつけのレストランでもあり早速先ほどの次第を店長(オーナー)にお話しました。

彼曰く「フランス人はいろいろ、でも日本のように仕事にしがみつかない。人生の目標は仕事=義務から逃避すること。そしてもう一つ、リタイヤのパーティーはリタイヤする本人のおごりで、決して日本の送別会ではない。」ところ変われば品変わるという事ですね。


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