蓬城 新

がんを考える
がんを考える18~がん相談支援センター

私の場合、妻のがんが見つかった時まず思ったことは、いい病院を探したいけどどうすればいいのかということでした。ある程度の病気の経験があり、そこそこ信頼のできる病院にかかっていれば、まずそこに相談ということになるのが普通だと […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える16~ソーシャルワーカー

医療ソーシャルワーカー 妻が再入院してしばらくしたときに、看護師さんからソーシャルワーカーに会ってみませんかと言われた。聞くと、医療に関する困りごとがある場合などにいろいろと相談できるる存在だという。妻は、ありがたいと思 […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える15~あなたの思いの伝え方

もし、あなたががんに罹ったら、医療関係者から病気についての専門的な情報を得ることに加えて、あなた自身が病気や治療と向き合っていく上で、どのようなことを大切にしていきたいと思っているか、今後の生活上の予定などを整理しておく […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える14~がんになったら確認すべきこと

今回、がんになって医師や看護師、検査技師の方々と何度も会うことになり、そのたびに自分の病気のことをいろいろとお聞きしました。疑問と思うことをその都度聞いたのですが、初めて聞くことが多く、聞いてもつい忘れてしまうこともあり […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える13~健康診断の大切さ

私は、現役時代の仕事は結構多忙でかなり体に無理をしてきた時期もありましたが、幸いにもこの歳になるまで比較的健康であったと思います。もちろん多少の病気は人並にしてきましたが、入院や手術が必要になるような重大な病気には縁があ […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える12~友とがんを語れるか

がんを患って闘病中の人と健康な人が、がんについてまともに語れるだろうか?これは実際、難しい問題である。この時にいう「語る」とは「心を通じ合わせて語る」、「お互いの気持ちを心底理解し合える」という意味である。 医師からはっ […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える11~NPO法人希望の会

NPO法人・希望の会は、スキルス胃癌の患者と家族の闘病生活を支援する会です。インターネットを利用して患者や家族が情報を交換、共有できる場を提供しています。 希望の会の3つの柱 ・スキルス胃がんの患者や家族の方々に正しい医 […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える10~ラジオ番組「キャンサーカフェ」

日本人の2人に1人は罹る病気「がん」。これだけ身近な病気であるにもかかわらず、多くの人が「がん」を自分とは無縁と思っています。実際、私自身も「がん」という病気は今まで自分には無縁だと思っていました。 ところが、自分と妻が […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える8~過換気症候群

再入院の後退院し自宅療養していた妻が、ある日突然、手が震え出し呼吸が荒くなり苦しみ出したことがありました。救急車で運ばれた病院で診てもらった結果、出された診断は「過換気症候群」というものでした。後で聞いたところ、落ち着い […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える7~妻の再入院

自分自身は1ケ月半後に再手術を控えていても、もう峠は超えていることが分かっていました。それより、退院後の妻の体調については入院中からずっと心配でした。妻は睡眠不足と食欲不振でかなり衰弱していました。私の入院中に一度外来で […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える6~自分の手術

2016年6月下旬、妻が退院し自宅療養することになりました。入院中、病院食に不満を言っていた妻に、退院祝いということでご馳走しようと言うと迷わずお寿司がいいと言いました。退院当日、帰宅途中にある寿司屋で久しぶりに美味しそ […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える5~MRI検査

私は60代半ばまで健康で大きな病気をしたことがなく、会社指定の健康診断以外にはあまり病院とは縁のない暮らしをしてきました。従って、医療用語、検査用語などにうとく言葉の意味もそれほど詳しく知りませんでした。そこで、今回のこ […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える4~妻の入院でわかったこと

今回で我が家の闘病記も4回目を迎えます。時代が変わったとは言え、「がん」と聞くと話がどうしても重くなりがちです。そこで今回は、がんとは直接関係のない軽る~い話をします。60歳半ばまでほんとうに健康で入院したことがなかった […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える2~追い打ち

追い打ち~自分へのがん宣告 妻へのがん告知は、突然わが家に訪れた人生最大の危機だと思いましたが、その後の検査で、肺や骨への転移がないことが分かり、少しだけほっとしながら、入院、手術へ向けて準備に取り掛かった頃でした。 妻 […]

続きを読む
がんを考える
がんを考える1~妻へのがん告知

はじめに 5月末、長年の友人Oさんが池江璃花子さんと同じ急性リンパ性白血病との診断を受け入院したと連絡が入りました。Oさんは、40年以上前の20代の頃に机を並べて仕事をした同僚の一人です。長い間連絡が途絶えていた彼と何十 […]

続きを読む
佐藤春夫
佐藤春夫(1)望郷詩人

佐藤春夫は、大正時代に新進作家としてデビューして以来、詩、小説、評論、随筆など多くの作品を著し、小説「田園の憂鬱」、詩「殉情詩集」で文壇での地位を確立した。芸術院会員となり、わが国の近代文学界で大きな足跡を残した結果、文 […]

続きを読む
新加坡回想録
新加坡回想録(44)落ちたロープウェイ

その昔、日本では、シンガポールは小さな国というイメージを表すのによく淡路島に例えられた。日本の島の中で面積が最も近いのが淡路島だったからだ。しかし、その後、埋め立てによって国土が広げられて、「東京都区内」に代わり、最後に […]

続きを読む
笑説「ハイムのひろば」
笑説「ハイムのひろば」17~文芸館誕生

文芸館誕生 美術館のまずまずの結果に気をよくしたつくり隊スタッフは、次の企画について話し合った。"美術工芸"が済んだなら、次は"文芸"でどうだろうという意見がでた。はて、文芸と言うと、詩、小説、随筆、短歌、俳句など種々あ […]

続きを読む
新加坡回想録
新加坡回想録(43)オーストリアで中国語

以前、「(12)北京語を習う」と題した記事で、私の中国語との出会いや興味をもつに至った経緯などを書きました。その後体験した中国語関連のエピソードについて少し書きたいと思います。 シンガポールに赴任した時、まだ一つの部署と […]

続きを読む
新加坡回想録
新加坡回想録(42)TWG

皆さんはコーヒー派ですか?それとも紅茶派ですか?私は、どちらかというと昔からコーヒーが好きで。毎日4~5杯は飲みます。若い時に夜更かしすることが多く、眠気覚ましにと飲み始めたのですが、自然と好きになりました。 でも、今回 […]

続きを読む