インドネシア回想記(4)
インドネシアの自然と文化
20世紀半ばまでのオランダ時代には、ジャワ、スマトラ、ボルネオ、セレベスなどの島々の名前で呼ばれ、全体としては、[蘭領 東インド]と称され、1945年、独立してインドネシア共和国となった。
全体に「火山列島」で、活火山も多く、バンドンの北にそびえる「タンクバン・プラフ」には、頂上までクルマで行って見物ができ、そのすぐ下には、温泉が湧いている。
観光地として有名な「バリ島」とそのすぐ東の「ロンボック島」も活火山の島で、最近もロンボックで被害者が多数出る騒ぎがあった。
国の名前の通り、古代より、インド文明の影響を強く受けているが、中世には「回教.」.が、また近世には華僑の進出があり、それぞれに影響を受けている。
1942年より45年まで、日本が軍事占領したが、司令官の人柄が素晴らしく、ほとんどの地域で、「親日的な気風」が残っているのはありがたいことだ。
(以下次号)
三浦 二雄