インドネシア回想記(7)
インドネシアの主な都市
1 首都ジャカルタ (人口 推定 1970年当時 以下 同じ)
300万 オランダ時代バタビアと呼ばれ、植民地支配の拠点であり、今
政治経済外交などすべての首都機能の中心である
最近のテレビ映像を見ると。巨大なビルが立ち並び、外観は多くの発展途上国
の首都と肩を並べているが、70年当時は、高層ビルはまばら、貧民街も点在する、あまり
魅力的な街ではなかった
2 スラバヤ 150万 ジャワ島東部の中心地で、商業の盛んな港町 郊外にプランテーション
時代を引き継ぐ砂糖畑が広がり、その収穫物(刈り取ったサトウキビ)を運搬する軽便鉄道
に使う「軽レール」などの輸出を経験した 近くには「味の素」の大きな工場があり、ここも
原料にサトウキビを使う、とのことだった
3 バンドン 130万 上記の2大都市に次ぐのが、わがバンドンで、これまでに書いた
鉄道、通信の本社のほか、同国の最高学府である「バンドン工科大学」、「国立地質研究所」
「土木研究所」などがあって、学術都市の色彩が強い 標高800mの高原にあって、
冷涼な気候に恵まれている(以下次号)
三浦 二雄