シンゴのきになる話54 ギリシャ神話 エコーの巻(その2)
え~、あと2年も経ちますと東京オリンピックがやってまいります。
そのオリンピックの発祥の地はギリシャでございます。実は、私はこのギリシャの神話に最近どっぷりはまっておりまして、何に付けてもギリシャ神話、ギリシャ神話の毎日なのでございます
日本でもギリシャ神話に出て来る神々、英雄、地名などを会社や製品の名前に付けているところが多いのでございます。
例えば、カメラや光学機械で有名なオリンパス社はギリシャの神々が住むオリュンポス山から取られたのでございます。
同社はもともと顕微鏡の商標としてオリンパスを商標として使用していたのでございますが、昭和24年にその商標名を会社名としたのでございます。
商標がなぜオリンパスだったかと申しますと、前の会社名が高千穂製作所といいまして、高千穂と言えば日本の神話の天孫降臨でニニギなどがタカマガハラから降り立ったところでございます。
会社の製品が世界中に行きわたるには、日本の高千穂でなく、やはりギリシャの神々が住むところの「オリンポス山」であり、それにあやかろうという縁起を担いだのでございます。
ちなみに、カメラでオリンパス社の競合先のキヤノンは昭和9年に完成しました小型カメラの試作機を観音菩薩のご慈悲にあやかりたいとの願いを込めKWANONとしたのが始まりだそうでございます。また、そのレンズをお釈迦様の弟子のひとりであるカシャバとしたそうでございます。
当時の日本の社会や会社は神様たちのご慈悲やご利益を求めていたのでございますね。
ギリシャ神話 エコーの巻(その3)につづく