教えてワイン!
ヤタガラスの「教えてワイン!」28~テロワール
ワインの世界では、「テロワール」という言葉をよく耳にします。テロワール(terroir)とは、ブドウ畑を取り巻く自然環境要因のことをいいます。ラテン語で「領地」を意味するテリトリウム(territorium)が語源と言わ […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」27~ヴィンテージ
「ヴィンテージ」という言葉の本来の意味はぶどうの収穫。そこから転じて、ワインの原料となったぶどうが収穫された年のことをいいます。ただ、ときによって違った意味で使われるので注意が必要です。誤解をしないようにその違いについて […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」26寿司には「甲州」?
昨今、和食が世界的なブームになりパリやニューヨークで日本人シェフがミシュランの星を獲得している。素材そのものの味を生かした日本料理に合うワインは見つからず、グルマンから求められていました。 そんな中、世界に通じる甲州ワイ […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」25チリワインの歴史
南米大陸のワイン造りの歴史は、征服者であるスペイン人の手によって、16世紀に始まったといわれている。キリスト教のミサに欠かせないワインを現地でつくるために、征服者とともに新大陸に渡った宣教師らがぶどうの苗木を持ち込んだも […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」24~「カキにはシャブリ」か?
ワイン好きほどシャブリを軽んじる傾向があるようだ。水っぽいワインも確かに多い。米国で人気が出て以来、畑が70年代から90年代にかけて3倍に広がった結果、プチ・シャブリという低いカテゴリーまで設けることになった。 だからと […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」23~ワインの飲みごろ温度
「白ワインは冷やして、赤ワインは室温で」とよくいわれるが、これはなかば正しくなかば間違いだ。白ワインでもフレッシュなタイプはキリリと冷やし たほうが心地よいし、味わい深いものなら、冷やしすぎないようにほどほどに冷やすよう […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」22ワインとチーズ
ワインを飲むと必ずチーズが欲しくなるという人が多いが、なぜだろうか?そもそも、ワインとチーズはいつごろからどのように合わせられてきたのだろうか。その歴史は何とき紀元前まで遡る。 ワインもチーズも紀元前4000~6000年 […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」21~チリの絶品「エミスフェリオ!」
ワインのことをあれこれと書いてきましたが、そろそろお勧め銘柄の紹介があってもよいのではという声が聞こえてきそうです。そんな方のために今日は、コスパの良いお勧めの一本を紹介します。 今はそうでもないのですが、昔は常 […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」20~ワインと料理の相性
ワインはほとんどの場合、料理と一緒に楽しむものでそれだけを飲んで楽しむタイプは少ない。そうであれば、できるだけ料理に合ったワインを選びたいもの。よく「魚料理には白、肉料理には赤」といわれるが、長いあいだの経験則であり原則 […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」19~フィロキセラ
19世紀、ブドウの三大病虫害を襲った。ベト病とうどんこ病はカビによる病気だったため、カビを予防する薬剤が開発されて、事態は改善されていった。しかし、フィロキセラは土の中のブドウの根につく害虫であったため、直接薬剤をかける […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」18~貴腐ワイン
貴腐(きふ)ワインとは、腐敗したように見える干しぶどう状態の非常に糖度の高いぶどう、『貴腐ぶどう』から造られる最高級の甘口ワインです。 貴 腐とは、白ワイン用品種のブドウにおいて、果皮にボトリティス・シネレア菌(灰色カビ […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」17~シャンパンとクレマン
スパークリング・ワイン(Sparkling wine:発泡性ワイン)と は、ワインの一種。二酸化炭素を 多く含み、開栓すると圧力が下がって二酸化炭素が気泡として立ち上ってくるもの。 通常のワインにも炭酸ガスは含まれるが、 […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」16~シャンパンについて
今日はクリスマスイヴ。飲まれる方も多いのではないかと思いますが、お祝いの席でよく供される「シャンパン」。今ではみなさんよくご存じのことですが、依然あった少しの誤解についての話です。 フランスのシャンパーニュ地方でつくられ […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」15~白ワイン用のぶどう品種
白ワインは、主に果皮の白い白ぶどうから造られるます。 黒ぶどうから造られることもありますが、その場合は、果皮と種を取り除いてからぶどうをつぶすので、色がつきません。これらの品種を知っておくと、ワイン選びがより簡単にできま […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」14~赤ワイン用のぶどう品種
赤ワインの原料となるぶどうの品種は、数百種類あります。生産地によって栽培される品種は異なります。 品種によって酸味や渋み、熟成にかかる年月は違い、できるワインの味わいも違います。代表的な赤ワイン用のブドウ品種には、「Ca […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」13~ヴィンテージ
「ヴィンテージ」という言葉は、ときによって違った意味で使われるので注意が必要です。誤解をしないようにその違いについて以下に説明します。 ぶどうは漿果と呼ばれる水分を多く含んだ果物のため遠くへ輸送できません。したがって、ワ […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」12~フランスワインの規格
フランスワインの規格は、法律によって次の4段階にわけられています。 ワインの呼称 規格本数 1 AC または AOC 6000本 2 VDQS または AOVDQS 10000本 3 Vin de Pays 2 […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」11~ワインと修道院
修道院とは、イエス・キリストの精神にならい、祈りと労働の共同生活をする場所です。中世以降、多くの修道院では自給自足の生活を行っていましたが、キリスト教の儀式に欠かせないワインも多くの修道院で造られました。ほかにも、医療、 […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」10~飲みやすかったモーゼルワイン
ワインを飲み始めて少しだけわかってきた頃、赤ワインは美味しいものとそうでもないものが比較的はっきりと感じられました。しかし、白ワインについては、しばらくの間、これといったものに出会わず、自分には白は合わないのかと思ってい […]
ヤタガラスの「教えてワイン!」9~「激しいワイン」と「穏やかなワイン」
紹介した本の中で、前回まではフランスの国土を4つの地域に分け、それぞれの気候や風土の違いが述べられていました。それぞれの地域の特徴から生まれる原料ぶどうの差が、ワインの違いに現れるという説明は正直驚きをもって受け止め、胸 […]